ごあいさつ

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XRISMユーザーの皆様。

X線分光撮像衛星(XRISM)は、ASTRO-H「ひとみ」を引き継ぎ、X線超高分解能撮像分光で新しい宇宙を切り拓く、我が国7番目のX線天文衛星です。XRISMは、時代を画するX線マイクロカロリメータをはじめ、長年の実績をもとに開発され信頼性をそなえた広視野のCCDカメラも搭載した、多くの研究者・技術者の長年にわたる開発の精華です。皆様には、XRISMの能力を最大限に生かし、新しくかつ確実な観測成果を挙げていただけるものと信じております。しかしながら、新しい装置が見せる新しい宇宙は、あらかじめ開発者が用意した道具だけでは、味わい尽くせないかもしれません。新しいモデルや新しい解析方法が必要になることもあるでしょう。ぜひ、XRISMをとことん活用するとともに、皆様の議論・要望・貢献によってコミュニティを成長させていただければと、願っております。XRISMの見せる宇宙をお楽しみいただければ幸いです。

田代 信 (XRISM計画 PI)

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Information

2024年2月16日

第1回の XRISM 公募観測のための Proposers Observatoy Guide を公開しました。 こちらのページをご覧ください。

2024年2月15日

XRISMの第一期公募観測への提案を検討されている皆様に向け、 Early Releaseデータ を公開します。これは、XRISM搭載の観測装置(Resolve, Xtend)の立ち上げ運用や較正運用の段階で得られた、天体からのX線画像とX線スペクトルです。最初の公開データは Perseus cluster core : Resolve spectrum です。なお、ERデータは、観測装置の較正にもとづく補正が十分されていない段階ながら、観測提案の参考のために試験的にリリースするものです。このデータで科学的な議論を行うことはお控えください。

2024年2月11日

GO-1応募にあたっての説明会をオンラインでおこないました。資料はこちらです. また観測シミュレーション用の検出器応答も更新しています。こちらを参照ください。

2024年1月10日

ResolveX線入射部保護窓の状況とGO-1応募についてのお願い

XRISMに搭載されている分光観測装置ResolveのGate Valve(X線入射部の保護窓)が、数度の試行にもかかわらず、まだ開放されていません。Gate Valveが閉じている状態では、Resolveの観測帯域が、本来0.3-12 keVのところ1.7-12 keVに制限されます。XRISM teamは、ひきつづきGate Valve開放のための努力を継続しますが、Guest Observer Cycle-1 programは、Gate Valveが閉じた状態を前提として行うこととしました。提案者はGate Valveが閉じた状態、すなわち軟X線の帯域が制限された状態を前提として、Science Justificationを記述していただくようお願いします。関連する応答関数ならびに技術的な情報については、XRISM website for reseachersの当該ページに掲載予定です (https://xrism.isas.jaxa.jp/research/proposer/obsplan/index.html)。なお、応募締め切りは4月4日16:30 JSTのまま、変更ありません。

2023年12月25日

XRISM公募観測:応募締め切りについて(2024年4月4日に延期)

XRISM衛星の初期運用がまだ継続中ですので、JAXA、NASAおよびESAは、本AO-1の公募締め切りを2024年4月4日に延長することにしましたのでお知らせします。なお、最新の較正結果を反映させたProposar's Observatory Guideとシミュレーション用の応答関数は、1月下旬をめどに公開する予定です。

2023年11月15日

XRISM Guest Observer Program Cycle-1 の公募を開始しました。 以下のページをご覧下さい

2023年10月30日

Resolveに搭載された較正線源Modulated X-ray Source (MXS)が予定通り起動されました。これによって全ピクセルのエネルギー較正と継続的なゲインモニターができるようになります。

2023年10月25日

XRISM の軟X線撮像装置Xtend SXIを無事に起動しました。4枚のCCDを所定の温度まで冷却し、較正線源から照射されたX線を検出しました。Xtend は天体の観測をまもなく開始できる見込みです。

2023年10月16日

軟X線分光撮像器Resolveの検出部は現在、搭載している機械式冷凍機と断熱消磁冷凍機で順調に冷却されています。フィルターホイールに搭載された較正線源からの X 線を検出器に照射しました。検出器の全ピクセルで X 線を検出し、特性が一様であること、エネルギー分解能が 5 eV より良好であることを確認しました。

2023年10月10日

Resolve 検出器は冷却デュワ内の温度条件が整ったため、断熱消磁冷凍機 (ADR) を起動・運転し、センサステージ部の目標温度である 0.050 K に無事到達しました。

2023年9月11日

衛星パネル上に搭載された Resolve の 2 つの電子機器 XBOX と ADRC が起動されました。XBOX は Resolve のマイクロカロリメータセンサやその直下に搭載された反同時計数検出器の読み出しなどに用いられます。ADRC はセンサを目標動作温度 0.050 K まで冷却する断熱消磁冷凍機の制御や、デュワ内各部の温度計測の一部を担います。プレスリリースも参照ください。

2023年9月7日

2023年9月7日午前8時42分11秒(日本標準時)に種子島宇宙センターからH-IIAロケット47号機でXRISM が打ち上げられました。太陽捕捉制御及び太陽電池パドルの展開完了についてJAXAからプレスリリースが出ました。

2022年10月6日

Publication listを公開しました

2022年4月4日

XRISM Guest Scientest(XGS)の公募情報を掲載しました 終了しました

2021年2月15日

PVターゲットリストを公開しました

2020年10月30日

Webサイトを公開しました